肩甲骨はがし
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肩甲骨はがしとは?
肩甲骨はがしとは、字のごとく肩甲骨を剥がしていく治療になります。剥がすことなんてしたら痛くならない?というお声を良く聞きますがむしろ気持ちがいいというお声の方が圧倒的に多いです。この肩甲骨はがしは肩甲骨周りの筋肉が姿勢不良などの原因で硬くなり肩甲骨の動きが悪いのを改善していく治療になります。肩甲骨は本来は身体の構造上浮いてるようについてる骨ですが、姿勢が悪くなると肩が前に入り込んでしまい、肩甲骨が外側に引っ張られて筋肉を押しつぶすような状態になります。なので血流が悪くなり筋肉が硬くなってしまいます。また肩甲骨の周りには褐色脂肪細胞という組織があり脂肪を燃焼させる組織になります。これが姿勢不良などにより肩甲骨の動きが悪いと褐色脂肪細胞の働きが悪くなるため身体を動かしてもなかなか背中周りが痩せないなどの悩みが出てしまう要因の一つでもあります。
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肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
肩甲骨まわりが固くなる原因としては、1番の理由は血行不良によるものです。その血行不良に繋がる原因こそが、姿勢不良にあります。原因にあたるものの例としては長時間の同一姿勢の続くデスクワークなどが挙がります。肩甲骨周囲の筋肉をあまり使わない状態が続くことや猫背のような姿勢が続くことで肩甲骨周囲の血行不良が発生します。また、血行不良により、肩甲骨周囲の筋肉が固まることで、四十肩・五十肩といった肩関節周囲炎や、慢性的な肩凝りのリスクが高まります。肩関節周囲炎に発展すると、夜間の痛みだけでなく、可動域の著しい低下がみられます。日常生活動作にも支障をきたし、また改善にも時間がかかるため、早急に対処されることをおすすめします。
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肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨はがしをするメリット
肩甲骨はがしをするメリットとしては主に下記の7つがあげられます。
1、肩関節の動きがよくなる
2、背中・脇の下に存在する褐色脂肪細胞が活発になり代謝があがりやすくなる
3、筋肉が柔らかくなり、血行がよくなり冷えが改善されやすくなる
4、肩こり軽減
5、姿勢改善
6、バストアップ効果
7、自律神経調節効果
特に注目していただきたいのが『1、肩関節の動きがよくなる』と『7、自律神経調節効果』です。どちらも肩だけの問題ではなく悪化させることにより、リスクでもお話した肩関節周囲炎や自律神経を乱したりと別の症状も引き起こす可能性があります。それらを引き起こすと改善までにかなりの時間を要します。是非、そうならないよう日頃から肩甲骨を柔らかくしておくことをオススメします。
自分でできる肩甲骨はがし
ここではご自宅でも簡単にできるトレーニングをお伝えします!
ご用意して頂きたいのは…
・椅子
・ペットボトル(500㎖~2ℓ)×2
① イスに胸を張って座ってペットボトルを手に1本づつ持ちます。
② 肘を90°にして真上にペットボトルをゆっくり持ち上げてまた90°の位置に戻します。
③ ②の動作を15回×3セットでやることをおススメします!!
※注意点
・胸をしっかり張る事を特に意識してください。
・その際にご自身の肩甲骨がしっかりと動いていることを意識し動きを感じ取れるぐらい
のゆっくりとした速度でじっくり行ってください。
・2ℓのペットボトルで満足感が得られにくくなったらダンベルなどにして更に負荷をかけて頂くこともオススメしますがまずは軽めの負荷でやることをおススメいたします。
当院の肩甲骨はがしとは?
当院の肩甲骨はがしは横になって寝て頂き、左右の肩甲骨を直接押したり、動かしたりします。
肩甲骨には首肩の動きに関わる筋肉がたくさん付着しています。これらを肩甲骨を動かしながらストレッチしたり、ほぐしたりすることで首肩のコリがなくなったり、可動域が良くなり動かしやすくなります。
また肩甲骨の裏には褐色脂肪細胞という身体の代謝に関わる細胞があります。肩甲骨はがしを終えた後は代謝が良くなり身体がポカポカ温かくなっていきます。体温が低く困っている方にもおすすめです。
腕が全く上がらなかった方でも続けて施術していくことで腕があがるようになり、高い所の物が取れたり、腕が後ろに回せるようになります。