悩みタイトル

膝を動かすと痛い
歩いた時に最初の数歩で痛くなる
椅子から立ち上がるときに痛くなる
膝の曲げ伸ばしがしづらい
膝がちゃんと伸ばすことが出来ない
O脚のような形をしてる

このような症状や状態がある人は、変形性膝関節症の疑いがある可能性が高いです。
まず変形性膝関節症が起きてしまう原因はそもそも何なのかを少しお話をさせて頂きます。

変形性膝関節症に対する当院の考え

膝関節は、大腿骨と脛骨、膝蓋骨の3つの骨で構成されており、大腿骨と脛骨の間には半月板と呼ばれるコラーゲン繊維でできたクッションがあります。
この半月板は膝の曲げ伸ばし時においてスムーズな動きをサポートしています。

変形性膝関節症は、体重増加や筋力の低下、加齢などの要因により、半月板の軟骨が摩耗し、クッション機能が低下することで起こります。
この状態では、膝に水がたまったり強い痛みが生じたりし、歩行すら困難になることがあります。
女性に多く見られ、男女比は1:4で、年齢が上がるにつれて筋力の低下や軟骨の老化、体重増加などの要因が重なるため、罹患率が高くなります。
また、骨折や靭帯損傷、半月板損傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症としても発症することがあります。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症を放置すると、膝関節内のクッションである軟骨が摩耗し、骨同士が直接ぶつかり合うようになります。
この摩擦によって膝に負担がかかり、さらに骨がすり減っていきます。
しかし、人間の体は単にすり減るだけでなく、摩耗し合う骨の部位である骨棘を形成することで摩耗を防ごうとします。
この骨棘によって可動域が減少し、さらに痛みが増してしまうことがあります。

変形性膝関節症の解決策として、筋力の強化が重要です。
筋力の強化により、膝関節自体への負担を軽減し、軟骨の摩耗を予防することが期待できます。
また、膝への負担が高い姿勢の改善や、日常生活での運動の実践も重要です。

膝が痛くなる前の段階では、スクワットやジョギングなどを行うことで負担を減らしつつ筋力を強化することができます。
一方、痛みが出た後の段階では、水泳のような負荷を抑えた運動を取り入れることで筋力を強化し、膝の痛みを軽減することが期待できます。

変形性膝関節症の軽減方法

変形性膝関節症の軽減が期待できる方法について、以下の方法をご提案致します!

【水中運動】
大腿四頭筋の筋力をつけるために水中での運動が有効です。
水中では浮力があり、膝への負担が軽減されます。水中での歩行やクロールのバタ足などを行うことで、膝のトレーニングが可能です。
泳ぎが得意でなくても、プールサイドに腰をかけながら脚を動かすだけでも効果が期待できます。

【減量】
体重が重くなると膝に大きな負担がかかります。
適切な運動と食事管理を通じて、体重の減量を目指しましょう。体重の軽減により、膝への負担が軽くなることが期待できます。

【手すりの利用】
階段の上り下りなど、膝への負担がかかる動作を行う際には手すりを使うことで膝への負担を軽減させることが期待できます。
安定した姿勢で動作することができますので、怪我や転倒のリスクを減らすことができます。

【杖の使用】
杖を使うことで膝への負担を軽減することが期待できます。
適切な使い方と姿勢を保ちながら歩行することで、膝への負荷を分散させることができます。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

当院では、【O脚矯正】をお勧めしております。

1.大腿筋膜張筋と腸頚靱帯のストレッチ
O脚によって膝が外側に開き、大腿筋膜張筋と腸頚靱帯が緊張している場合には、これらの筋肉や靭帯をストレッチすることで緊張の緩和を促します。

2.大転子押し込み
O脚によって膝が外側に出るため、大転子も外側に出てしまいます。この施術では、大転子を内側に押し込むことで、膝の位置を正常な位置に調整します。

3.大腿外側筋リリース
脚によって外側筋が緊張してしまう場合には、外側筋をほぐす施術を行います。これにより、筋肉の緊張が緩和されます。

4.膝関節押し込み
膝の内側裂隙(内側の隙間)を広げるために、膝関節に対して内側からの押圧を行います。これにより、膝の位置や関節の動きの正常化が期待できます。

5.四頭筋のストレッチ
O脚によって四頭筋が緊張してしまう場合には、四頭筋のストレッチを行います。これにより、筋肉の緊張を緩和し、O脚の軽減を促します。

また、四頭筋の筋力を上げるためには【楽トレ】(複合高周波EMS)を用いて筋力強化を行うことが効果が期待できます。
特に高齢の方や女性には気軽に受けていただくことが可能なメニューです。

その施術を受けるとどう楽になるのか

変形性膝関節症において、残念ながら完全に軟骨を元通りに治すことはできませんが、痛みを和らげることや膝への負担を減らし、軟骨のすり減りを遅らせることは可能性があります。

1.筋肉を鍛える
膝を支える筋肉を鍛えることで、膝への負担を分散させることができます。
特に大腿四頭筋やハムストリングス、腸脛靭帯などの筋肉を強化し、膝関節の安定性を高めましょう。

2.血液循環の改善
血液循環が良好であることは、膝関節の健康に重要です。
適度な運動やマッサージなどを通じて血液の流れを促進し、栄養や酸素の供給を促しましょう。

3.負担の軽減
日常生活での負担を減らすことも重要です。適切な姿勢や身体の使い方、関節への過度な負荷を避けることで、膝へのストレスを軽減します。

早めの施術により痛みを緩和し、症状の進行を遅らせることが大切です。
適切な施術やケアを受けることで、痛みの軽減や活動範囲の広がりを期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

変形性膝関節症の場合、残念ながら変形した膝を完全に元に戻すことはできませんので、その点にはご注意ください。
ですが、早い段階での施術は症状の進行を遅らせるために重要です。

変形性膝関節症の初期の場合、進行を遅らせるためには頻度の高い施術が必要です。
週に2回または3回のご来院をおすすめします。これによって身体に繰り返し施術を行うことで、膝に対する負荷や癖を軽減することが期待できます。

同時に、筋力トレーニングも重要です。
筋肉の強化によって膝の安定性を高め、膝への負担を軽減することが期待できます。
週に2回の筋力トレーニングを取り入れることをお勧めします。

変形性膝関節症の管理においては、施術と筋力トレーニングを組み合わせて継続的なケアを行うことが重要です。
ご不安な点がありましたら、まずはお気軽にご相談ください!