悩みタイトル

今回はテニス肘についてお話をさせて頂きます。テニス肘の症状として以下の症状が出やすいと言われてます。
例えばですが、物を掴んで持ち上げる動作をする時、タオルや雑巾を絞る動作をした時、ペットボトルなどを回してあける動作をする時に痛みが出やすいと言われてます。痛みが出る所としては、肘の関節の近くにある外側にある骨の部分、上腕骨外側上顆(がいそくじょうか)に痛みが出てきます。基本的には動かす事をしなければ痛みは出ません。

テニス肘に関する当院の考え

テニス肘に関しては極論言ってしまうと上腕骨外側上顆(がいそくじょうか)に付いている筋肉を動かす事をしなければ痛みは出ません。かと言って日常生活に置いて肘を動かさないでいるのは難しいと思われます。なぜこのテニス肘が起きるのかをご説明します。テニス肘は一般的に名前の通りテニスをしてるときなどに起きやすいと言われております。テニスをしてボールを打つときの動作で肘に付いている短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)が上腕骨外側上顆のところで擦れるような動きをした時に炎症が起きて発生してしまいます。

テニス肘を放っておくとどうなるのか

少し様子を見ようとテニス肘をほおっておく方が少なからずいらっしゃいますが、テニス肘をほおっておくことはおすすめしません。なぜなら、基本的になにもせずに肘に負担をかけないということが難しく、ほとんどの方は症状が悪化するケースが多いからです。テニス肘をほおっておいて症状が悪化してくると、コップやお箸が持てないくらいの強い痛みがでだしたり日常生活に支障がでたします。また、1~2ヶ月放置し慢性化してしまうと、骨の石灰化や骨棘(炎症が長く続くと関節部分を安定させるために骨の棘のようなものが形成される場合があります。)がレントゲンを撮った際に診てとれるようになる場合もあります。重傷化すればするほど、施術を行っても状態がよくなるまでどんどん時間がかかるようになってしまいます。少しでも違和感を感じたりおかしいなと思った時点で早めに受診し、適切な施術を受けることによって慢性化・重傷化することは防げます。早めの受診をおすすめします。

テニス肘の改善方法

肘の外側の筋肉が熱を持っている(炎症している)場合は熱をなくすために冷やすのが効果的です。熱がなく慢性的なものに関しては逆に温めてあげると軽くなることもあります。 
また肘から手首にかけて揉みほぐしたり、肘を伸ばした状態で手首や指をストレッチすると楽になります。入浴の後や患部を温めてからやるとより効果的です。運動後のクールダウンも忘れずに行いましょう。 
テニス肘用のバンドなどもありつけると肘から手指にかけての筋肉の負担を減らし肘にかかる力を軽くすることができます。 
基本的には無理な運動はせず安静にすることで改善しやすくなります。

テニス肘の改善にオススメする当院の施術メニューとは

明るい挨拶

鍼治療が効果的です。鍼治療は血流の改善・促進、痛みの鎮静化、筋緊張の緩和をすることが出来ます。肘と手首の関節を動かす筋肉である橈側手根伸筋は、上腕から肘の関節を超えて、手首の関節を超え、指のほうまで伸びています。この筋肉を触り最も痛む場所や肘の外側に刺鍼をします。それにより、肘にかかる負荷をへらし、痛みをなくしていきます。また、腕の血管の血流を改善(血流促進)させ、肘の回復が期待できます。症状が長期化(慢性化)している場合では原因となった筋肉が骨膜に癒着して痛みが出ている場合があります。この場合は骨膜につく神経の興奮を鎮静化させ、痛みをひかせます。

その施術をうけるとどう楽になるのか

テニス肘で鍼治療を受けて行くことにより局所の血管が拡張し自然治癒力を高め、血液が供給される状態になり痛みが緩和されます。過剰に使われている筋肉は硬まり、徐々に動きが悪くなってくるので固まっている筋肉を緩ませることによって中指を伸ばす動作、物を掴んで持ち上げる動作、タオルを絞る動作、肘の屈伸運動をしても肘の痛みが無くなっていき、日常でも痛みを感じることなく正常に生活を送っていくことができるようになっていきます。

軽減するための施術頻度は

テニス肘の改善には負担をかけすぎないようにすることが必要ですが手や腕は日常生活の中で必ず使ってしまいます。早く改善するためには、痛みが緩和するまで基本的には毎日来院し日常での負担を軽減することが必要です。テニス肘は治ったと思っていてもまた過度な負担がかかることで痛みが繰り返されてしまう場合があります。痛みが緩和したあとも筋肉の柔軟性や筋力アップの施術を継続的におこなっていくことをおすすめ致します。