悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

片頭痛イメージ

片頭痛とは頭の片側だけ痛むのですか?
A.一般的に片側だけに起こりやすいとは言われていますが、必ずしも片側だけとは限りません。

頭が締め付けられるような痛みがするのは片頭痛ですか?
A.片頭痛の場合、脈に合わせてズキズキする拍動性頭痛が特徴的です。頭が締め付けられるような絞扼痛は筋緊張性頭痛の可能性が高いです。

筋緊張性頭痛と片頭痛の見分け方はありますか?
A.頭を激しく揺さぶると痛みが増す・光が極端に眩しく、暗いところで静かにしていたい場合などは片頭痛の可能性が高いです。

片頭痛が起きた場合、どう対処すればいいですか?
A.片頭痛とは血管が拡張しすぎて痛みが引き起こされます。その原因は様々ですが、暗いところで安静にすることをおすすめします。

片頭痛くらいなら病院は受診しなくても大丈夫ですか?
A.片頭痛の場合、コレといった治療法が確率していないため、鎮静剤を処方してもらうのも一つの手です。また、自分ではただの頭痛と思っていても、身体に病変部位がないとも限りません。あまり無理はせずに頻繁に起きるようであれば病院受診も検討したほうがいいでしょう。

片頭痛で知っておくべきこと

片頭痛イメージ2

片頭痛は日常生活のさまざまな要素が原因となって発生するといわれています。例えば、ストレス、寝過ぎや寝不足、女性ホルモンの変化(月経周期)、天候や気圧の変化、空腹や脱水、肩こり、アルコール、カフェインなど、きっかけとなる要素は多岐にわたります。

いずれにしても、どの要素が発生の原因となるかは個人差があるため、頭痛に悩んでいる方は、日常的にどのような時に頭痛が起こるのか、またその頻度や痛みの度合いなどを記録する習慣をつけておくことが大切です。もし痛みに悩まされているのであれば、暗く静かな場所で横になったり、冷やしたり圧迫することで、痛みの軽減が期待できます。

症状の現れ方は?

片頭痛イメージ3

片頭痛には大きく分けて、「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」があります。

「前兆」とは、頭痛が起こる前に現れる様々な神経症状を指します。例えば、キラキラした光やギザギザの光が見える視覚的な症状や、感覚が鈍くなるなどの感覚的な症状、言葉が出にくくなる言語症状などがあります。この中でも視覚的な前兆が最も多く見られるとされています。

また、前兆とは別に、頭痛が始まりそうな予感や眠気、集中力の低下、頸部の凝り、空腹感などを経験する方もおり、これらは「予兆」と呼ばれています。

片頭痛はズキズキとした拍動性の痛みを伴い、発作は4時間〜72時間続くことが多いとされています。片頭痛を発症すると、光や音、匂いに対して過敏になることがありますので、暗く静かな場所で休むことが良いとされています。

その他の原因は?

片頭痛イメージ4

片頭痛の原因やメカニズムについては様々な説がありますが、最も有力視されているのは三叉神経が刺激されて起こるというものです。

何らかの原因で三叉神経が刺激を受けると、その刺激によりセロトニンなどの神経伝達物質が血液中に一気に放出されます。やがてセロトニンは代謝して減少し、脳血管が拡張し、周囲に炎症が起こります。また、同時に拡張した血管が周りに張り巡らされた三叉神経を圧迫するため、動脈が脈打つ度に拍動性の痛みが発生します。

上記以外にも片頭痛の原因として、主に5つが挙げられます。

①薬による頭痛
頭痛薬を常用している人の約30%は、薬を止めることで軽減が期待できると言われています。

②たばこ
片頭痛を持つ人がたばこを吸うと、脳卒中のリスクが3倍になると言われています。

③肩こり
肩や首周りの筋肉の緊張が高まり、血流障害や神経痛を引き起こすことがあります。

④ストレス
精神的だけでなく、肉体的ストレス(睡眠不足)や気圧、気温の変化でも起こるため、お風呂につかるなどしてリラックスできる環境を整えることが大切です。

⑤食事・飲み物
エナジードリンクやコーヒーなどに含まれるカフェインを毎日多量に摂取すると、カフェイン中毒となり頭痛を誘発することがあります。

これらの5つの要素を意識して生活することで、片頭痛の軽減が期待できるかもしれません。

片頭痛を放置するとどうなる?

片頭痛イメージ5

片頭痛とは、脳の過興奮・感受性が高まっている状態です。

片頭痛に対して長年、適切な治療をせず放置すると、加齢に伴い片頭痛自体は軽快することがありますが、難治性の浮動性めまいや頭痛、頭重感、耳鳴りなどを発症することがあります。また、片頭痛は脳梗塞やアルツハイマー病などの認知症のリスクとなることもあります。

適切に治療を行わない場合、約3割が慢性化し、症状が増悪すると言われています。慢性化すると、片頭痛により健康寿命が2年縮まり、片頭痛を持ちながら仕事をすることで年間24万円の損失が生じることがあるとも言われています。また、全疾患のうち2番目に支障が大きいともされています。

そのため、頭痛は我慢するものではなく、治療を受けるべき病気であると言えます。適切な治療を受けることで、頭痛の回数を減らし、生活や仕事をより安心して行うことができるようになります。

頭痛のない、安心した楽しい生活を手に入れるためにも、通院してしっかりと治療を受けることは非常に大切です。

当院の施術方法について

片頭痛イメージ6

当院の施術方法

【鍼施術】
鍼は頭痛の症状に適性が高いとされています。特に、ストレスが原因で起こる片頭痛に対して鍼施術が適していると考えられます。

片頭痛は体を動かすと痛みが悪化したり、吐き気がしたりすることがあり、家事や仕事にも支障が出る場合もあります。鍼によるツボや筋肉への刺激は、周辺部位の緊張緩和に効果が期待できます。鍼の効果は人それぞれのため、鍼による効果が早い場合は施術後すぐに感じられることもありますが、遅い場合は数日かかることもあります。

鍼は鎮痛剤とは異なり、ツボを刺激することで痛みにアプローチします。その日の体調や症状によって、施術後の感じ方は人それぞれです。鍼の効果を実感するためには、片頭痛の頻度や症状などを施術者に相談し、自分の状態に適したペースで施術を受けることが大切です。

改善していく上でのポイント

片頭痛イメージ7

頭痛は筋肉の緊張や脳の血管、神経の異常、または眼の後ろにある血管の拡張と神経刺激によって引き起こされることがあります。

片頭痛は動くと悪化するため、仕事や家事などにも支障を来たす場合があります。年齢を重ねるうちに片頭痛は治まってくることが多いですが、それまで我慢する必要はありません。生活をより快適に過ごすために、適切な施術を受けて、片頭痛に悩まされない生活を手に入れましょう。

片頭痛の改善には、生活習慣の見直しも大切です。睡眠は長すぎても短すぎても片頭痛の原因となりますので、自分にとってちょうど良い睡眠時間を見つけることが重要です。また、仕事などのストレスを軽減するために、集中できる時間や趣味を持つことをおすすめします。痛みがないときは、適度な運動も軽減が期待できる場合があります。