骨盤の歪み｜鴨居南口接骨院

骨盤などは元々微妙にズレていることが多いです。内臓でさえ左右非対称に存在し、大きな血管は心臓と共にやや左に位置しているため、拍動によって右方向に力が働き、ズレが現れることがあります。身体の恒常性や靭帯、筋肉などの軟部組織により、ある程度の修正はされますが、変形性関節症などの病因のほかに、足を組むことや仕事・体癖などによる不良姿勢が元々のズレを広げる形になり、俗に言われる身体の張りやコリ感として現れることがあります。その結果、痛みに発展する場合があります。

接骨院などの施術を受ける時間より、受けていない時間の方が長く、体はストレスにさらされているため、セルフケアなしに骨盤の歪みによる辛さの軽減は保証されません。

骨盤の歪みによって身体の姿勢や動きに影響を与え、様々な症状に繋がることがあります。骨盤が歪んで位置がずれることで、筋肉が伸ばされ、腰部や股関節に負担がかかり、慢性的な腰痛やぎっくり腰を引き起こすことがあります。骨盤の歪みが神経に圧力をかけることにより、脚や殿部のしびれや違和感を引き起こすことがあります。これが坐骨神経痛や狭窄症などに繋がることもあります。

骨盤が左右に傾くことで、左右の脚長差が生じることがあります。また、姿勢の悪化も引き起こし、猫背や巻肩、反り腰になることがあり、そうなると首肩こりや背中の辛さなど、上半身にも症状が現れることがあります。歪みによって内臓の位置がずれると、腸の動きが悪くなり、便秘や消化不良を引き起こすことがあります。

骨盤の歪みの原因は、日常生活での悪い癖やケガの影響、スポーツや仕事での偏った動きなどで生じることがあります。

●日常生活の癖や動作による骨盤の歪みには、次のようなものがあります。

・足を組む
・横座りやあぐらをかく
・腕枕で寝転ぶ
・椅子に浅く腰を掛ける
・肘をついてうつ伏せになる
・バッグをいつも同じ肩にかける
・重い荷物を片手で持つ
・歩く際に下を向く
・パソコンやスマホなど画面を長時間見る
・片方の足に重心をかける立ち方

●妊娠や出産による骨盤の歪みには、次のようなものがあります。

・妊娠するとお腹が大きくなり、身体の重心がずれる
・出産で開いた骨盤が数ヶ月かけて元に戻りにくい

前傾、後傾、左右の捻じれ、左右の傾きの4つに分けられ、それぞれ腰痛の部位や症状に違いがあります。前傾は立っている状態、後傾は座っている状態で痛みを感じやすくなります。骨盤の歪みを予防するには、ストレッチで筋肉を柔らかくすると良いです。また、バランスの取れた食事を心がけ、適切な体重を維持することも効果が期待できる方法です。

骨盤の歪みを放置すると、体のバランスが悪くなり、さまざまな不調を引き起こす可能性があります。

●骨盤の歪みが引き起こす不調には、次のようなものがあります。

・腰痛、肩こり、膝痛などの慢性的な痛み
・消化不良や便秘、生理不順などの内臓機能の不調
・冷えやむくみ
・猫背や反り腰、下半身太りなどの見た目の問題
・生理痛が悪化
・尿漏れ

骨盤は体の重心となり、上半身を支える重要な部分です。同じ姿勢や体勢を続けることで骨盤が偏り歪んでいき、周囲の筋肉や関節に不自然な負荷がかかります。また、骨盤が歪むと背骨の歪みにつながり、肩や首のこり、頭痛の原因となることもあります。骨盤の歪みに対しては、骨盤矯正に加え、ストレッチを加えることで、より効果が期待できます。

骨盤の歪みでお困りの方に対し、当院では「骨盤矯正」を提供しております。

骨盤矯正では、はじめに手技で筋肉に対してアプローチしていきます。上半身を中心に行うOPCでは、胸の筋肉や背中の筋肉などに対して行います。また、下半身を中心に行うUPCでは、股関節や足首、下腿の骨などに対して行う施術となっております。普段、なかなか使えていない筋肉に対して刺激を加えることにより、身体が楽になることが期待されます。

骨盤矯正以外にも『CTPC』と呼ばれる『クリニカル骨盤矯正』もあります。このCTPCは普通の骨盤矯正と比べて手技の数が増えるため、より全体に対してアプローチすることができます。特に足首に対して矯正や調整が必要な方にオススメです。

当院では、筋肉のみならず、骨格にもアプローチして根本施術を行います。いくら筋肉の痛みを取っても、そもそも骨格・骨盤が整っていなければ、痛みがぶり返す場合があります。筋肉・骨格の両方を調整することで、自己治癒力を高める施術を行います。腰痛や肩こりの原因は人によって様々です。痛みを感じている部位とは別の部位が原因である場合もあります。

当院は、丁寧なカウンセリングと検査により、身体の痛みがどこにあるのかを原因究明します。痛みを何度も繰り返す方、長年通っていても一向に良くならない方は、ぜひ一度ご来院ください。