整骨院と整体院の違い
整骨院と整体院の違いとは？
『整骨院』と『整体院』の大きな違いは、『整骨院』は厚生労働大臣が認定する国家資格者である柔道整復師が従事しています。柔道整復師は厚生労働省認定の専門学校で三年間学び、国家試験に合格することで資格を得られます。そのため、国の制度である健康保険を取り扱うことが可能です。それに対して『整体院』は国家資格は不要で、民間資格を持っている人、または無資格者が従事しています。そのため、健康保険の取り扱いはできず、全額自費となります。『整骨院』は主に骨折、脱臼、捻挫、挫傷、打撲の施術を行い、『整体院』は身体のゆがみやバランスを整えることで知られていますが、最近では『整骨院』でも身体のゆがみやバランスを整える施術を行うところも増えてきています。ちなみに『整骨院』と『接骨院』の違いを聞かれることがよくありますが、『整骨院』と『接骨院』は特に違いはなく、どちらも国家資格者が従事しています。
国家資格の有無について
国家資格とは国の法律に基づいて資格が認められます。整骨院・接骨院に従事している『柔道整復師』は国家資格保持者であり、厚生労働省認定の学校で一定期間学び、卒業見込みとなることで国家試験の受験資格が得られ、国家試験に合格することで国から免許が発行されます。それに対して民間資格は、民間の機関・団体が独自の基準で認定するものなので、国家資格とは完全に別のものとなります。例えば国家資格保持一年目と民間資格保持、もしくは無資格者十年目の術者では、民間資格保持・無資格十年目の術者のほうがスキルはあるかもしれませんが、術者歴に関わらず国家資格保持者でなければ健康保険の取り扱いはできません。
受けられる施術内容
整骨院と整体院はどちらも身体の不調や痛みを和らげる施術を行いますが、提供できる施術内容や資格、保険適用の有無などに違いがあります。整骨院では、主に柔道整復師と呼ばれる国家資格保持者が施術を行います。条件付きで健康保険が適用され、交通事故や労災も対応可能な場合があります。手技療法のほか、温熱療法や電気療法、超音波なども活用しています。骨折や脱臼の応急処置が行え、打撲や捻挫や肉離れの施術も可能です。一方で整体院では国家資格は不要で、民間資格や独自の技術体系で運営しています。そのため、保険は使えず完全に自費負担となります。
保険適用の有無について
整体院では原則として保険適用がありませんが、整骨院では柔道整復師による施術で、骨折、脱臼、捻挫、打撲などの外傷性疾患の一部に限り保険適用が可能です。しかし、内因性の症状や慢性的な症状への施術は整体院と同様に全額自費になります。整体は身体のバランスを整え、体の不調を軽減する目的で行われる施術です。保険適用が認められていないため、全額自費での施術となります。整骨院では柔道整復師が、骨折、脱臼、捻挫、打撲などの外傷性疾患に対して医療類似行為として保険適用で施術を行うことができます。ですが、肩こり、腰痛、身体の節々の痛みの緩和目的の施術や、怪我のリハビリなどは健康保険が適用されない場合があります。
整骨院はどんな時に行けばよいのか？
整骨院に行くタイミングは、
①体をぶつけてしまった、転んでしまった時
②体に何らかの痛みや違和感がある時の主に二つです。
まず①は日常生活やスポーツにおいて、どこかをぶつけてしまったり、転倒してしまったりして手や腕、膝や足など体に痛みが出てきた時です。整骨院は骨折、捻挫、脱臼、打撲、挫傷（あざ、打ち身）などの施術を得意としているので対応可能です。
次に②については、何らかの原因以外にもスポーツの練習のし過ぎで痛みが出た時と、痛みが長引いている時も整骨院を受診してください。大きな負担や力が体にかかることで筋肉や靭帯などに損傷が生じる場合があります。また、不自然な姿勢が長時間続くことで体に負担がかかることもあります。
当院をおすすめする理由
当院をおすすめする理由は、さまざまな疾患や症状に対して、多くの種類の施術内容で対応していることです。身体の硬さや怪我予防に対して行う『筋膜ストレッチ』、骨盤のゆがみに対して行う『骨盤矯正』などがあります。このような施術を行うことで、私たちは患者様の『健康寿命』を伸ばすことのサポートをしたいと考えております。日本の平均寿命と健康寿命には差があります。その差を埋めるためには、ただ単に痛みを取るだけではなく、再発を防止することが大切です。そのため、当院では再発防止を目的としたストレッチ系のメニューや骨盤矯正のメニューを豊富に揃えております。
