ばね指


ばね指とは?
ばね指とは指の腱鞘炎のことで、カクカクした動きから「弾発指」とも言われています。
ばね指の根本原因は?
指は腕のほうからくる筋肉が腱となり、普段曲げたり伸ばしたりすることができます。この腱は、指を曲げるときに浮き上がったりずれないように、靭帯性腱鞘という鞘の中を通って指の骨に付着しています。指は腕の筋肉を使い、手を強く握ったりすることができますが、長期にわたり強い力を加えて手を握ったり繰り返すことで、靭帯性腱鞘の出入り口付近で腱が炎症を起こし、腫れてしまいます。その結果、指を動かしたときに腱が靭帯性腱鞘の中をうまく滑走できず、引っかかってしまいます。これにより、指を曲げ伸ばしする際にカクカクした動きになってしまいます。
こんなお悩みはありませんか?
Q.朝に痛むことが多く昼間は痛くないのですが、これはばね指ですか?
A.ばね指の可能性が高いです。
Q.なぜ朝痛むことがおおいのですか?
A.朝は身体が浮腫んでいることが多く、そのため指も浮腫んだまま動かすとうまく滑走できずに痛むと考えられます。
Q.朝の痛みを軽減させる方法はありますか?
A.お湯などで手指を温めてから指の曲げ伸ばしを繰り返すことで軽減できると考えられます。
Q.女性のみしかなりませんか?
A.男性でも手をたくさん使う仕事の場合などはなる可能性は十分あります。
Q.ばね指にも段階はありますか?
A.ばね指には軽度、中程度、重度と三段階があります。
ばね指に対する当院の考え
ばね指は、指の腱鞘炎と同じ状態であるため、動かすたびに腱と腱鞘の間に炎症が起こり、徐々に腱や腱鞘が肥大化してしまいます。その結果、動かすたびに腱が引っかかり、痛みや指が伸ばしにくいなど、日常生活に支障をきたす場合があります。
また、指の筋肉は肘から指先にかけて付着しているため、肘から下(前腕)の筋肉が硬くなると、さらに指先の腱や腱鞘に負担がかかり、痛みや動きの制限につながることがあります。
当院では、症状が軽度の場合にはセルフケアとして上半身のストレッチをおすすめしております。
また、痛みが強く、腕を伸ばすと指先に痛みが出る方には、「鍼」による施術をおすすめしております。
ばね指はなぜ起こるのか?
ばね指は、指を使いすぎることによって指の腱や腱の通り道(腱鞘)に炎症が起こり、肥大することがあります。それにより、スムーズに指の動きができず、弾かれたような感覚が生じます。
生活における原因としては、指を多く使う仕事(パソコン、スマホ、書き物など)や、指を多く使う楽器(ピアノ、ラッパ類)、腕を使うスポーツ(テニス、ゴルフ)、家事動作などが挙げられます。
また、ばね指は女性ホルモンの影響を受けやすく、腱や腱鞘が脆くなることがあります。このため、更年期の女性や妊娠中、出産後の女性ではホルモンバランスが大きく変化することによって、発症するリスクが高まります。
ばね指を放っておくとどうなるのか?
腱や腱鞘の炎症が軽い場合は安静にしていることで症状が軽減することがあります。しかし、症状が重く、指の曲げ伸ばしに制限があり、強い痛みがある場合は放置しない方が良いです。ロッキング現象と呼ばれ、腱が肥大して腱の通り道(腱鞘)に引っかかり、完全に指が伸びなくなることがあります。指は隣同士で協力し合って動くため、中指に炎症があっても薬指や人差し指に影響が出て、曲げ伸ばしがしにくくなります。その結果、握力の低下などが生じることがあります。また、ばね指を放置しておくと、指の変形性関節症の原因となる可能性もあるため、放置せず医療機関で診てもらうことをお勧めします。
ばね指に効果的な当院の施術メニューは?
ばね指に効果が期待できる当院のおすすめ施術メニューは『手の極み』です。当院の『手の極み』は自費メニューではありますが、肘から手にかけての筋肉をほぐし、柔らかくして血流を良くします。その結果、むくみが軽減しやすくなると同時に、患部に蓄積している痛み物質を流し、疼痛を軽減していきます。また、施術の最後に塗る特殊なマッサージクリームの温泉成分による効果により、より筋肉を柔らかくし、血の巡りを良くします。筋肉を柔らかくすることによって、結果的に筋肉の先の腱が靭帯性腱鞘の中を滑走しやすくなり、症状の軽減が期待できます。
その施術を受けるとどう楽になるの?
当院のおすすめメニュー『手の極み』を受けることによって、筋肉が柔らかくなり、血液の流れが良くなります。また、その結果、むくみが軽減されていきます。さらに、温泉成分の入った特別なマッサージクリームを塗ることによって、血流の流れがより良くなり、筋肉がさらに柔らかくなり、むくみの軽減が期待できます。むくみの軽減が期待されることにより、指の腱が靭帯性腱鞘の中を滑走しやすくなります。腱が滑走しやすくなることにより、症状の軽減が期待されます。
ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?
ばね指の辛さを軽減するためには、安静が最も大切です。しかし、指は日常生活で常に使われており、安静にすることが難しい場所です。安静にすることが難しい分、負担がかかった場合には早めに施術を受けて、指への血流を促進し、筋肉を和らげることが重要です。それにより、さらなる負担を避けることができます。週に2〜3回の施術で、辛さの軽減が期待できます。